旭川の物件で地方銀行から融資を引いた実例
旭川の物件で地方銀行から融資を引いた実例を解説。審査で見られたポイントと融資を通すための準備をまとめます。
旭川エリアで不動産投資を始めた経緯
私が旭川の物件に目を付けたのは、札幌市内の物件価格が高騰し、利回りが低下していたからです。旭川は北海道第2の都市でありながら、物件価格は札幌の半分以下で手に入ることも珍しくありません。
ただし、地方物件には「融資が付きにくい」という大きな壁があります。今回は、私が実際に旭川の収益物件で地方銀行から融資を引いた経験をもとに、審査で重視されたポイントと事前準備のコツをお伝えします。
物件の概要と融資条件
今回融資を受けた物件は以下のとおりです。
- 所在地: 旭川市内(JR駅から車で10分圏内)
- 物件種別: 築25年のRC造1棟アパート(8戸)
- 購入価格: 約2,500万円
- 表面利回り: 12.8%
- 融資金額: 2,000万円(自己資金500万円)
- 金利: 2.3%(変動)
- 返済期間: 20年
融資を受けた金融機関は、北海道に本店を置く地方銀行です。メガバンクや都市銀行は地方の築古物件には消極的なため、最初から地銀・信金に絞って相談しました。
審査で見られた3つのポイント
1. 物件の収益性と積算評価
地方銀行の担当者が最も重視していたのは、物件単体での返済能力でした。具体的には以下の点を確認されました。
- 現在の入居率(審査時点で8戸中7戸入居)
- 周辺の家賃相場との乖離がないか
- 土地・建物の積算評価額
旭川は土地の路線価が低いため積算評価は伸びにくいですが、RC造であることが評価にプラスに働きました。
2. 申込者の属性と自己資金
私は会社員として10年以上勤務しており、年収も安定しています。この「給与所得者としての信用力」は地方銀行でも重視されます。
また、購入価格の20%にあたる自己資金を用意していたことも、融資承認の決め手になったと感じています。フルローンを狙うと、地方物件では審査が厳しくなる傾向があります。
3. 地元との接点
意外と見落とされがちですが、なぜ旭川の物件なのかという点も質問されました。私の場合、不動産管理会社との取引で旭川エリアの賃貸事情を把握していたことを説明し、理解を得られました。
地方銀行は地域経済への貢献度を重視するため、「投機目的ではない」ことを示す姿勢が大切です。
融資を通すために準備したこと
融資相談に行く前に、以下の書類と情報を整えておきました。
- 確定申告書・源泉徴収票(過去3年分)
- 既存借入の返済予定表
- 物件のレントロール(賃料一覧)
- 修繕履歴と今後の修繕計画
- 自己資金のエビデンス(通帳コピー)
特に修繕計画は、築年数が経過した物件では必ず聞かれます。大規模修繕の時期と概算費用をまとめておくと、担当者の印象が良くなります。
旭川エリア特有の注意点
旭川で不動産投資をする場合、冬季の除雪コストと空室リスクは必ず考慮すべきです。
除雪費用は物件の立地や規模によりますが、年間10〜20万円程度かかることもあります。また、旭川市は人口減少が続いているため、立地の良い物件を選ぶことが空室対策の基本になります。
まとめ
旭川の物件で地方銀行から融資を引くには、物件の収益性、申込者の属性と自己資金、地域への理解の3点が重要です。事前に書類を整え、なぜその物件に投資するのかを明確に説明できれば、地方でも融資のハードルは下げられます。
札幌以外のエリアで高利回り物件を狙う方は、まず地元の地方銀行や信用金庫に相談してみてください。都市部とは異なる審査基準を理解することが、融資成功への近道です。
この記事を書いた人
クズノハ商店 店主
北海道札幌市在住 / 会社員 × 副業FIRE挑戦中
保有資格:FP3級・簿記3級
不動産管理会社をクライアントに持つ会社員。その縁を活かし、道内の物件視察・相場調査・金融機関への融資打診を実践中。 宅建勉強中。合同会社を自分で設立済み。50歳までに月30万円のキャッシュフロー(サイドFIRE)を目標に、北海道での不動産投資を記録・発信しています。